理科教育

http://www.asahi.com/science/update/1127/TKY200711270366.html
http://sankei.jp.msn.com/life/education/071127/edc0711271911004-n1.htm
学校でやる実験って珍奇な微生物とか発火現象が見れたり、普段触らない実験道具に触れておもすれー以上の意味ってあるんですか?とかいうのが正直なところ。ていうか私は特に好きではなかったけど。微生物見るのはそれなりに面白かったかな。まあでも、実験が好きだって回答する人の理由って大体そんな感じじゃないかと思うんだけど。
学校でやる実験って予定調和すぎるし。何を目標にしてるのかとかあんまりわからなかったな、私は。
そもそも高校以下の教育で、科学がどういう営みかとかってことがどれほど伝えられているんだろうって思う。ある現象の原因の究明とか、実験によって仮説を検証するとか、そういうことを念頭に置いて実験に臨んでいる生徒ってどれだけいるんだろう。私はそういう問題設定を意識したことがあまりない。教えられたこともない。高校以降に科学的なことに興味を持つようになって、科学哲学の本とか読んでそれなりの科学観を持てたぐらいなものだ。もちろんそれで十分と思うわけではないが。
実験によって科学的な思考だとかができるのは、そういうことに興味のある生徒に限られてしまうのでは。
まあ、よりよい方法はあるのだろうけど、小中の教育でそういうことを全員に身に付けさせようたって無理な話だと思うので、物珍しさで引き付けてそういう世界もあることを知らせて、適正のある人が興味を持てるようにできれば十分じゃないのですか。だから、「考える力」とやらが多くの生徒に身に付いてないとしてもしょうがないのではという感じがしてしまいます。