矛盾

 根本的に矛盾してるんだよな、心とか人間とか。というわかったような言葉で書き出してみる。表面的に、え、それって辻褄合ってないよその言動おかしいよ、ってなるような矛盾なんてのはむしろかわいらしい方っていうか、適宜修正したり内省すればすむ話なんだろう(する気があるなら)。
 いろんなズレとか倒錯とか誤謬とか欺瞞とかも、そういう存在レベル(?)での矛盾が大元にあるから生まれざるをえないんじゃないか。とかいうことをそれほど理詰めで考えたというわけでもないけど思った。そういうことを幾つかの言葉とかテキストを参照したり、自分の心を見たりしていると、大体の感じで言えばそういうことなんだろうなあ、と納得というか腑に落ちつつある。
 あまり明晰に説明できないようなことを書いてもしょうがないのかな。宗教・神話の光と闇だとか陰と陽の二元論とかって、そういう捉え方、枠組みってそれなりの妥当性や理由はあるんだろうけどよくわからないなあって思っていたような気がするけど、今は、いやむしろまんまじゃん!、と思わなくもない。科学的分析とは程遠いようなメタファーでアナロジーなんだけど、それだからこそ本質的に合致している、というか。いや知りませんけど。
 そんないつもの雑な考えとは関係なく、現実はいろいろあったりなかったり。別に優秀でもなけりゃまともですらないかもしれないし根本的に馬鹿で愚図かもしれないけど、そんなことを過度に気に病んでもどうせ「そうやって自信なさそうに被害者ぶってればどうにかなると思ってるんだ?」とか言われるのがオチですしね。いや誰もそんなマンガみたいなことは言わないけども。