ポール・オースター『ミスター・ヴァーティゴ』

ミスター・ヴァーティゴ (新潮文庫)

ミスター・ヴァーティゴ (新潮文庫)

終わりの部分がよかった。生きていくってこんなようなことなのかなあ。幸せの絶頂を過ぎてからの主人公が色々痛ましい。その幸せすらもない人生よりは、ずっとよかったはずだけども。でも失ってしまったらその空虚に耐えられない。じゃあどうすれば。というようなことを考えた。